chia.netのメインチェーンが上がってたのでメモ
chia自体はかなり昔にビットトレントの人とかがやるぜ〜とか言っていつメインネットでるんだろって感じだったけどついに出た感。 ざっくりいうとHDD上にクソ巨大なかつ生成にかなりのディスク読み書きが必要なファイルを生成してそのファイルを使って証明してる。
Proof of Space and Time と名乗ってる。
ざっくりいうと流れは
Ploting 採掘の前段階の処理、ここでは300GBぐらいの一時ファイルを使って1.8TBぐらいのディスク書き込みをし100GBのファイルを生成する Farming 採掘にあたる部分。Plottingで作られた畑的なファイル使って証明処理をしていく。
エコかどうかはしらん。100GBの畑を1個作って今の難易度で10ヶ月に1回証明成功する。
毎日採掘出来るためにはおおよそ300個の畑が必要としておおよそ30TBなので8TBのHDDを4台と適当なCPUで十分。 300個の畑を生成するには手元の最も早いマシンで15時間ほどなので187日かかる。
馬鹿げてるのでクラウドで回すことにしてGCP検討したのでそれのメモ
- GCPのインスタンスはCPUは適当に低くて良いメモリは8GBもありゃ十分 -> n2d-standard-2 にしといた
- NVMEのlocal SSDが必要(GCPだと1個あたり375GBなので1個)
- 国はどこでもいい
- Ubuntu
gcloud compute instances create chia-1 –zone us-central1-a –machine-type n2d-standard-2 –image-project ubuntu-os-cloud –image-family ubuntu-1804-lts –local-ssd interface=NVME –scopes https://www.googleapis.com/auth/devstorage.full_control
こんな感じでインスタンス立てる。
ssh入る
gcloud compute ssh chia-1 –zone us-central1-a
plotting用の一時ファイル置き場をNVMEでやるためにフォーマット。ext4よりXFSのが処理早くなるとか諸説ある。
sudo mkfs.ext4 -F -E lazy_itable_init=0,lazy_journal_init=0,discard /dev/disk/by-id/google-local-nvme-ssd-0 mkdir tmp sudo mount /dev/disk/by-id/google-local-nvme-ssd-0 ~/tmp sudo chmod 666 ~/tmp
chiaのインストール。GUIは使わないし入れない。
git clone https://github.com/Chia-Network/chia-blockchain.git cd chia-blockchain sh install.sh
chiaでの作業
. ./activate chia init chia keys add 採掘を実際に行うウォレットのパスフレーズを入れる。セキュリティ的な話としてplottingに全部必要なのか不明。誰かのplottingを代行とかすることがムズい?やり方ありそう。 chia plots create –tmp_dir ~/tmp –final_dir ~/res –buffer 8000 –num_threads 4
あとは待つ。 これ、実際GCPで1つPlottingをするのにコスト自体は2ドル程度、しかし一番の問題ができた100GBのFarmをローカルとかに持ってくる時に100GBぐらいの転送が必要でざっくり10ドルぐらいかかる。 GCP上でFarmingも完結させるかDigitalOceanあたりを検討中。
追記 GCS Fuseとかでやったら失敗した。色々やって個人的な最適解見つけたけどなんかHDD買い占めたりとか起きてるのでみんな頑張ってね。